7月25日がここ2、3年で最も地球が「アルマゲドン」状態に近づいた日だった

直径130メートルの小惑星が地球に接近

地球に向かう小惑星(シミュレーション)。
画像『BUSINESS INSIDER JAPAN』より引用

ブルース・ウィルス主演、小惑星の衝突から地球を救おうとするクルーたちのドラマを描いた映画「アルマゲドン」。クルーたちの志に涙した人も多いかもしれない。さて、そんな「アルマゲドン」に涙した方々は、7月25日が、ここ2、3年で一番その「アルマゲドン」的状況に地球が陥っていた、つまりは、小惑星が最も地球に近づいていたということをご存知だろうか?

今回地球に近づいた小惑星の直径は130メートル、「2019 OK」と名付けられたその小惑星は、7月25日、地球の約7万2000キロメートルほどの距離を通過したという。7万2000キロメートルというと、「なんだ、けっこう離れてるじゃん」とピンと来ない方も多いかもしれないが、この距離は地球と月の距離の5分の1以下という、天文学者にとっては”ニアミス”と言ってもいいほどの距離だとか。

研究チームが気づいたのは小惑星通過のほんの数日

NASAは直径約800メートル以上の大型の小惑星に関してはその約90%を追跡している。さらに直径140メートル以上の小惑星も追跡しようとしているが、現在、なかなか追跡しきれないでいるようだ。そんななか、今回の直径130メートルの小惑星「2019 OK」が地球に接近していると、ブラジルとアメリカの研究チームが気づいたのはその小惑星が地球のそばを通過するほんの数日前のことだったらしい。以下はどれほど地球と「2019 OK」が接近していたのかがわかる動画だ。

 

では、今回はたまたま衝突しなかったから良かったものの、映画「アルマゲドン」のように、小惑星が衝突しそうな軌道であることがわかった時、地球に住む我々には何かなす術があるのだろうか?以下の記事を読むと、各研究者たちによって進んではいるようだが…近い将来、その実用性を確かめられる事を信じたいところだ。

差し迫る小惑星の衝突をできるだけ早く察知することは、どのようにして小惑星の軌道を変えるか、科学者がその方法を見つけるためにも、必要不可欠だ。

「数日もしくは1週間前では、かなりまずい状況になるだろうが、もう少し前に分かれば選択肢もある」と、ブラウン氏はThe Conversationの記事で書いた。

こうした選択肢の1つが、物体を打ち上げて、迫りくる小惑星に宇宙空間で衝突させるというものだ。もう1つは「重力トラクター」と呼ばれるもので、宇宙船を飛ばして、長期(NASAによると、数年から数十年)にわたって小惑星と並行して飛び、ゆっくりとその軌道を地球から引き離す。

しかし、重力トラクターを機能させるには、科学者たちはNEOについて、数年前から知っておく必要がある。そして、そのためにはNASAのような宇宙の専門機関の研究者たちが、"小惑星の探知"というタスクの優先度を上げなければならない。

オーストラリアの天文学者アラン・ダフィー(Alan Duffy)氏は、「わたしたちは、恐竜と同じ道をたどる必要はない」とワシントン・ポストに語った。「わたしたちには実際、こうした小さな小惑星を見つけ、その軌道を変える技術がある。今、それにコミットすれば」

引用:BUSINESS INSIDER JAPAN

参考:BUSINESS INSIDER JAPAN